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<内視鏡>
当クリニックでは上部内視鏡(胃カメラ)のファイバーを2024年1月からオリンパス社製の非常に細いGIF-1200Nに更新しました。解像度が従来の口からのハイビジョン内視鏡と同等かそれ以上です。口からの内視鏡はより楽に検査を受けられるようになりました。
細径ファイバーのため口からでもかなり楽に検査を受けられる様になりましたが、咽頭反射が強い方は喉の奥に内視鏡が当たらないため鼻からの内視鏡を勧めます。
下部内視鏡は従来のハイビジョン機種を使用しています。痛みを抑えた挿入を心がけています。
内視鏡室には患者さん専用のモニターを設置しており、患者さんは実際の映像を見ながら検査を受けることができます。
内視鏡検査に苦痛を感じる患者さんには、鎮静剤を注射して無意識のうちに行なう無痛内視鏡も可能です。無痛内視鏡を希望される方は予約時に申し出てください(無痛内視鏡を行った日は車の運転はできません)。 |
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<内視鏡自動洗浄機>
当クリニックでは内視鏡洗浄には、優れた殺菌効果を持つ“過酢酸系消毒液”を使用しています(オリンパス社製のOER-2)。過酢酸系消毒液は日本内視鏡学会で推奨されている消毒法で、例えば、結核菌を殺滅するためには、従来よりの消毒剤であるグルタラールでは15〜45分が必要であるのに対して、過酢酸系消毒液であれば、わずか5分で殺滅が可能です。過酢酸系消毒液は高い消毒効果を持ちながらも、毒性は低く、アレルギーの発現も報告されていない、今までの消毒液では実現できなかった安心と手軽さを確保しています。
当クリニックでは「内視鏡検査による感染症」の対策に関しては、万全の体制を整えております。安心して、内視鏡検査を受けてください。 |
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<超音波機械>
当クリニックでは、富士フイルムヘルスケアの超音波診断装置、「ARIETTA S750 DeepInsight」を導入しました。発売されたばかりの最新装置であり、国内の医療機関に搬入された第一号機とのことです。この装置は、AI技術を活用したノイズ除去技術と有機ELモニターを使用しており、高性能なモニターとAI技術により臓器を鮮明に描出することができます。この装置は、肝臓の脂肪量を定性的に評価するATT(iATT)機能を搭載しており、「汎用超音波画像診断装置のうち、使用目的又は効果として、超音波の減衰量を非侵襲的に計測し、肝臓の脂肪量を評価するための情報を提供するもの」として薬機法の承認を取得しています。患者さんに大きな負担を掛けることなく肝脂肪化の程度を数字で評価でき、定期検査などでの脂肪肝の早期発見、病態変化の管理が可能です。
脂肪肝は、肝細胞の5%以上に中性脂肪がたまった状態を指し、長期間にわたって脂肪肝の状態が続くと、肝硬変や肝がんへと進行する可能性があります。そのため、早期発見が重要です。
さらに、本装置には組織の硬さを評価できるShear Wave Measurement(SWM)機能も搭載しており、肝脂肪化だけでなく肝線維化の評価も可能です。
肝臓・胆嚢・膵臓がより鮮明に観察できるように高周波マイクロコンベックスC421も導入しました。
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<レントゲン・CR装置>
当院ではコニカミノルタ社のCR機械を導入しています。CR装置とは、X線写真を撮影した後、画像データをデジタル処理し、電子カルテに転送する装置です。
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<心電図解析装置>
当クリニックでは心電計をフクダ電子の上位機種の自動解析心電計(FCP-8700)に更新しました。心電図を記録した後、自動的に波形を解析し、その場で心電図は電子カルテ上で閲覧できます。
診察時には一緒にモニター上の心電図を見ながら説明します。
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<電子カルテ>
ダイナミクス、およびRS baseを導入しています。内視鏡の写真、超音波検査の写真、レントゲン写真、心電図はその場でコンピューターに画像が送信され、診察時はモニター上で画像を見ながら診察します。採血結果なども全てコンピューター上に数字で表れます。 |
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<採血・検査測定>
採血などの検査で一番重要なのは数字が信頼できるか(精度)です。当診療所では外部検査会社に検査を委託しています(株式会社ビー・エム・エル(BML))。外部検査委託では必ずその検査結果に対する検査実施場所と検査責任者および問い合わせ先が記載されており、極めて信頼性が高いです。
限られた項目のみですが採血後1-1.5時間後にBML秋田営業所より迅速に採血結果が届く体制にしています。治療薬変更後の効果の確認、急性肝炎後の回復の確認など、ピンポイントで知りたい採血結果項目がある場合、その結果により治療が変わる場合、結果によって入院治療が必要な場合、に行っています。 |