【院長挨拶】
 当クリニックのホームページにお越しいただきありがとうございます。私は秋田市で生まれ育ち、秋田大学医学部を卒業後、秋田大学医学部附属病院で5年、市立秋田総合病院で11年半、計16年間半、肝臓病・消化器病・糖尿病・高脂血症を中心に診療してきました。特に肝臓病(B型肝炎、C型肝炎、肝臓癌、肝硬変、食道静脈瘤)に対しては、秋田の肝臓病治療が全国にも通用するように自分なりに精一杯努力し、実績も出してきたつもりです。
 これまで、500人以上のC型慢性肝炎に対するインターフェロン治療、200人以上のB型慢性肝炎に対する特殊治療、500人以上の肝臓癌に対する専門治療、300人以上の食道胃静脈瘤に対する内視鏡的治療を経験してきました。特に、肝臓癌に対するラジオ波焼灼治療(RFA)は秋田県でいち早く導入し、今まで150人以上の方の治療をさせていただきました。腹部の超音波検査30,000件以上、上部内視鏡検査(胃カメラ)30,000件以上、下部大腸内視鏡検査10,000件以上の経験も有しています。
 私がこのたび開業を考えるきっかけとなったのは、NHKのテレビ番組であるプロジェクトXで「ガンを探し出せ」〜完全国産・胃カメラ開発〜を偶然見たことでした。主人公の元東京大学附属病院の外科医、宇治達郎先生は、世界が称賛する「胃カメラ」を完成させ、世界的な業績を上げたにもかかわらず、胃カメラが完成されるや自分の次の仕事は地域医療と、それまでの仕事すべてを後進に譲って地元に戻って地域医療に貢献したという話でした。
 昨今、診療所では外来医療、病院では入院医療と、医療機関の役割分担が明確になってきました。病院では急性期医療・入院医療が中心となり、地域・患者さん個人に密着した外来医療を行なうことは役割外となってきました。私はこれまで、地域のかかりつけ医の先生より紹介される入院が必要な患者を中心に、急性期医療・入院医療・最先端医療の一端を担ってきました。医師としての経験年数が増すにつれ、急性期医療・入院医療・最先端医療、そして学会活動も自分なりに満足できるところまでやりきったとの思いが強くなりました。今後の医師としての時間を、患者さんにより密に接することができ、ともに喜び、ともに悩み、ともに考えることに多く時間を割くことができる、外来中心の地域医療に捧げたいとの思いが強くなりました。以上の経緯で、この度、生まれ育った秋田市において、開業することを決意しました。
 今後は、いままで培ってきた知識と技量を生かして、地域のかかりつけ医のであるとともに専門医としても地域に貢献できればと思っています。精一杯皆様のお力になれますように頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。                     

                          2006年9月8日     倉光 智之